仮想通貨のレンディングってなんですか?
よく聞くワードだけどイマイチわかってないです...
簡単に言うと、仮想通貨を「取引所に貸して利息をもらう」仕組みのことです。
銀行の定期預金に近いイメージですね。
この記事では、レンディングの仕組みや、メリット・デメリット、やり方などを、初心者でもわかりやすく解説しています。
最初から完璧に理解できなくても大丈夫ですので、気軽に読み進めてくださいね。
なお、レンディングにおすすめの取引所の比較と、具体的なやり方をまとめた記事は近日中に公開予定です。
この記事でわかること

レンディングとは?

レンディングとは、自分が保有している仮想通貨を取引所などに貸し出し、その期間に応じて利息(仮想通貨)を受け取る仕組みです。
銀行の定期預金のように、預けておくだけで資産が増えるのが特徴です。
どんな感じで増えるんですか?
たとえば、1BTCを年利5%で3か月間貸し出した場合、
満期後には利息として約0.0125BTCがもらえます。
1BTC=約1,700万円だとすると…
日本円で約21万2,500円!
銀行の利息と比べると、3か月でこの金額はすごいですね!
本当にすごいですよね!
しかも取引所が間に入って管理してくれるので、個人間のやり取りよりも安全性が高いんです。
ステーキングとの違い
レンディングって、ステーキングとどう違うんですか?
いい質問ですね!
では、レンディングとステーキングの主な違いを見ていきましょう!
| 項目 | レンディング | ステーキング |
|---|---|---|
| 運用先 | 取引所(貸し出し) | ブロックチェーン(ネットワーク運用) |
| 収益の源泉 | 借り手からの利息 | ブロック生成報酬 |
| 対象通貨 | 全銘柄 | PoS系通貨(ETH、SOL、ADAなど) |
簡単にまとめると、こんなイメージです。
- レンディング: 自分の仮想通貨を取引所に貸して、利息をもらう仕組み
- ステーキング: ブロックチェーンのネットワークを支えて、報酬をもらう仕組み
このように、どちらも「仮想通貨を保有して増やす」という点は同じですが、仕組みが全く異なります。
レンディングのメリット4つ
レンディングのメリットを教えてください!
レンディングの魅力は、大きく分けて以下の4つです。
それでは詳しく見ていきましょう!
1. ほったらかしOK
レンディングの最大の魅力は、預けたら自分では何もしなくていいところです。
チャートを見たり、売買のタイミングを考えたりする必要はありません。
難しい操作が苦手な人や、ほったらかしで運用したい人にぴったりの方法ですね!
2. 銀行よりも利率が高い
銀行の普通預金の金利は、年0.001%前後しかありません。
一方、レンディングでは年3〜5%の利息がつくケースもあります。
同じ「預ける」でも、リターンの差は圧倒的です。
| 預け先 | 年利 | 100万円預けた場合 |
|---|---|---|
| 銀行預金 | 0.001% | 約10円 |
| レンディング | 5.0% | 約50,000円 |
同じ「預ける」でもリターンが桁違いですよね。
これが、レンディングが注目されている大きな理由です。
3. 取引所が仲介するので安心
個人間で仮想通貨を貸し借りすると、「返ってこない」リスクがあります。
しかし、取引所を通じたレンディングなら、契約にもとづいて運営が管理してくれるため安心です。
信頼できる取引所を選べば、
「返ってこない」ってことにはならなそうですね!
そうなんです!
だからこそ初心者でも安心して始められるんですよね!
4. 少額から始められる
レンディングは、1万円前後からでも始められます。
高額な初期資金がいらないので、初心者でも気軽に試せるのが魅力です。
「まずは1万円でお試し」→「慣れたら少しずつ増額」
というステップで始めれば、リスクを抑えながら運用を始められます。
レンディングのデメリット3つ
レンディングのデメリットも知りたいです!
どんなものがあるのですか?
大きく分けて以下の2つです。
こちらも詳しく見ていきましょう。
1. 募集がないとそもそもレンディングできない
レンディングは「取引所が貸出募集を行っているとき」にしか申込みできません。
また、人気の通貨や高利率プランは、募集後すぐに枠が埋まってしまうこともあります。
タイミングを逃さないためには、どうしたらいいですか?
気になる取引所の公式サイトを定期的にチェックしておくのがおすすめです!
2. 満期までは引き出せない
レンディングは、一度貸し出すと満期まで引き出せない仕組みになっています。
途中で解約したり、価格が上がったタイミングで売却したりすることは基本的にできません。
途中で価格が上がっても、売却できないんですね…
そうなんです。
だからこそ、長期保有を前提にして貸し出すのがポイントなんです。
3. 元本割れのリスクがある
レンディング中も、仮想通貨の価格は常に変動しています。
そのため、返却時に価格が下がっていれば、評価額が減る可能性があります。
ただし、これはレンディング特有のものではなく、仮想通貨全般に共通して言えることです。
- 長期で保有するつもりの通貨を貸す
- 短期的な値動きに惑わされない
この2点を意識することが、レンディングを行う上で大切です。
利益シミュレーション

仮に、ビットコインを年利5%・3か月間レンディングした場合の例です。
| 条件 | 内容 |
| 貸出金額 | 1BTC(約1,700万円) |
| 年利 | 5% |
| 貸出期間 | 3か月(90日) |
計算式:
1BTC × 5% × (90 ÷ 365) = 約0.0123BTC
17,000,000 × 0.0123 = 209,100円
→約21万円が利息としてもらえるイメージです。
レンディング中にビットコインの値段が上がれば、リターンはさらに大きくなるってことですか?
その通り。
利息として受け取るのはビットコインそのものなので、もし価格が上がれば、利息分の価値も一緒に上がるということになります。
レンディングの始め方
レンディングをやってみたいです!
おすすめの取引所を教えてください!
おすすめはコインチェックです。
その理由は、募集プランの数が圧倒的に多く、参加しやすいからです。
レンディング自体は、ビットバンクやGMOコインなど、ほとんどの国内取引所で行えます。
ただし、多くの取引所では募集プランが少なく、チャンスが限られるのが現状です。
そのため、「まずは試してみたい」「定期的に募集に参加したい」という方には、コインチェックが最も始めやすい取引所といえます。
コインチェックでレンディングをやる際の具体的な手順はこちらの記事にまとめています。
ぜひチェックしてみてください!
よくある質問

レンディングを始める前に、多くの人が気になるのが「税金」や「手数料」といった基本的な疑問ですよね。
ここでは、初心者の方からよく寄せられる質問をわかりやすくまとめました。
税金はかかりますか?
レンディングの利息(貸借料)は、受け取った時点で課税対象になります。
(引用:金融庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて」)
報酬は仮想通貨で支払われますが、受け取った瞬間の時価(日本円換算)で所得が確定し、雑所得として扱われます。
「現金化していないから非課税」にはならないんですね。
そうなんです。受け取った時点で所得が発生します。
マイニングやステーキングでも同じ仕組みですよ。
手数料はかかりますか?
基本的に、レンディング自体の手数料は無料です。
ただし、制度や条件は取引所によって変わることがあります。
最新の情報は各取引所の公式サイトで確認しておきましょう。
まとめ
仮想通貨のレンディングは、「保有しているだけで資産を増やせる」シンプルな運用方法。
取引やチャート分析が苦手な人でも、ほったらかしで利益を狙えるのが大きな特徴です。
ただし、「途中解約できない」「価格変動リスク」などの注意点もあるため、無理のない範囲での運用を心がけましょう。
実際にレンディングを体験してみることで、
「仮想通貨を増やす新しい選択肢」としての理解が深まりますよ!

