仮想通貨投資を始めたいのですが、どんなリスクがありますか?
「仮想通貨は危険」という声もあり、投資したお金を失わないか不安です。
「投資したお金がなくならないか」は一番不安ですよね!
でも、リスクや注意点を正しく理解すれば、仮想通貨に潜む落とし穴を事前に回避し、安心して投資できるようになります。
本記事では、仮想通貨に潜む主なリスクと、初心者でもできる具体的な対策をわかりやすく紹介しています。
最初から完璧に理解できなくても大丈夫なので、気軽に読み進めてください。
この記事でわかること
これから仮想通貨投資をはじめたいひとは、コインチェックでサクッと口座開設しちゃいましょう!
取引所でのビットコイン売買手数料が無料なので、初心者にもおすすめです!

仮想通貨の主な危険性6つ

大前提として、仮想通貨に限らず、投資を行う以上どんな商品にもリスクはあります。
そして、他の投資商品と同様に、仮想通貨も「リスクの原因」と「対策方法」をしっかり把握しておけば、初心者でも安全に投資することができます。
ここでは、仮想通貨の代表的なリスクを紹介します。それでは詳しく見ていきましょう!
1. 価格変動(ボラティリティの高さ)
仮想通貨は値動きが大きく、短時間で数十%動くことも。
心理的に焦ると高値掴みや狼狽売りが起きやすく、株のようなストップ安がないため、下落が大きくなりやすい点が特徴です。
価格は需要と供給、ニュース、規制など、さまざまな要因で変動します。
最初は少額投資からはじめ、目標と損切りの基準を事前に決めることが大事です。
売買ルールを明確に定め、感情の暴走を抑えましょう!
2. レバレッジ取引による大損
レバレッジ取引は、少ない資金で何倍もの金額を動かせる仕組みですが、損失も同じ倍率で広がります。
価格が急に下がると強制ロスカットが発生し、資金のほとんどを失うリスクあります。
初心者は現物取引(持っているお金だけでの取引)に限定し、どうしても使う場合は倍率を低く・損切りルールを必ず設定しましょう。
無理に大きな取引をせず、まずは少額で経験を積むことが安全です。
3. 詐欺プロジェクト
高利回りをうたう案件や「確実に儲かる」という勧誘は要注意!
実態のないコイン販売や「必ず配当がもらえる」といった仕組み、SNSで流れるウソの情報には惑わされないようにしましょう。
運営者が誰か分からなかったり、お金の流れが見えなかったりするものは特に危険です。
公式サイトや説明資料をしっかり確認し、信頼できる取引所に上場しているかもチェックしましょう。
気になるプロジェクトがあって…
投資するとしたら、どう進めれば安全ですか?
もし投資するなら、まずは少額で試してみると良いです。
うまい話ほど慎重に考えましょう。
4. ハッキング・盗難
取引所や自分の端末が攻撃され、資金が盗まれるリスクもあります。
パスワードの使い回しや二段階認証を設定していないと、特に狙われやすいです。
取引所のセキュリティ体制を確認し、強いパスワードと二段階認証を必ず設定しましょう。
長期保有する際はハードウォレットでオフライン保管し、置き場所を分けておくことも有効です。
5. 送金ミスによる資産損失
仮想通貨は一度送金すると取り消せないため、入力ミスはそのまま資金損失につながります。
送り先アドレスやチェーン、メモ・タグの入力漏れには特に注意が必要です。
まずは少額でテスト送金を行い、アドレスの最初と最後を確認しましょう。
チェーン名や手数料も毎回チェックする習慣をつけておくと安心です。
「アドレスの最初と最後の確認」って、具体的にどうすればいいんですか?
最初と最後の数文字を声に出して確認してみてください。
チェーンやメモ・タグの有無も忘れずにチェックしましょう。
6. 国や政府の規制
法律やルールの変更は、仮想通貨の価格や取引環境に大きく影響します。
たとえば「新しいコインの上場制限」や「レバレッジ倍率の引き下げ」など、方針は国によって異なります。
海外のサービスが突然使えなくなることもあるため、金融庁登録の国内取引所を利用するのが安心です。
ニュースや法改正の動きを定期的に確認し、「ルールは変わるもの」と意識して運用することが大切です。
この記事の【まとめ】で、初心者におすすめの取引所を紹介しています。
これから口座開設したいひとは、ぜひチェックしてください!
仮想通貨の分野で実際に起きた事件

仮想通貨の危険性は理論上の話ではなく、現実に事件として起きています。
ここでは仮想通貨市場全体に大きな影響を与えた代表的な3つの事例を紹介します。
事件の内容や原因を知り、投資の際の注意点をより具体的に理解できるようになりましょう。
1. マウントゴックス事件
2014年に東京にあったマウントゴックスという取引所で発生した事件。
約85万ビットコインが流出し、当時のレートで数百億円もの被害となりました。
原因はセキュリティの甘さや、お金の管理が不透明だったことだとされています。
この事件で取引所は倒産し、多くの利用者が資金を失いました。
その結果、「ビットコインは危ない」というイメージが広まり、世界的に規制が厳しくなるきっかけになりました。
投資家にとっては「取引所が信頼できるかどうか確認することが大事だ」と気づかせる典型的な例になったのです。
2. コインチェック事件
2018年に国内大手のコインチェックで、約580億円相当のXEM(ネム)が不正流出した事件。
インターネットに繋いだ状態のホットウォレットで仮想通貨を保管していたことが主な原因。
さらに、複数の認証もなく、狙われやすい状態でした。
その後、金融庁の指導でセキュリティが強化され、資産をオフラインで守る「コールドウォレット」の導入が進みました。
利用者には補償がありましたが、短時間で巨額が流出した出来事は市場に大きな衝撃を与え、「便利さより安全を優先するべき」という教訓を残しました。
3. The Dao事件
2016年にイーサリアム上の投資プロジェクト「The DAO」で発生した事件。
スマートコントラクト(自動で動くプログラム)の欠陥が悪用され、約360万ETHが盗まれました。
被害は当時の価値で数十億円にのぼり、イーサリアムの価格は急落。
対策として開発者たちはブロックチェーンを分ける「ハードフォーク」を実施し、現在のイーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)に分裂しました。
この出来事は「プログラムの欠陥がそのまま資産流出につながる」ことを示し、スマートコントラクトでは事前の監査や検証がいかに重要かを強く印象づけました。
「仮想通貨はやめとけ」と言われる理由

ここまでは仮想通貨の危険性や過去の事件を紹介しましたが、現在はセキュリティも大きく改善されています。
それでも「仮想通貨はやめとけ」と言う人がいるのも事実です。
ここでは、なぜ今でも反対する人がいるのか、その理由や背景を見ていきましょう。
「仮想通貨=ギャンブル」だと思われている
仮想通貨は「ギャンブルだ」と思われがちですが、実際は投資のやり方次第でリスクの大きさは変わります。
たしかに値動きは激しいものの、積立や分散投資を取り入れれば価格変動の影響を抑えることができます。
また、ニュースやSNSに振り回されず、感情的に売買しない仕組みを作ることも重要です。
つまり、ギャンブルかどうかは「運」ではなく投資の姿勢とルール次第なのです。
そもそも仮想通貨をよく分かっていない
仮想通貨は仕組みが難しく、理解が不十分なまま始める人が多いため「やめとけ」と言われる理由の一つになっています。
通貨ごとに目的やルールが違ううえ、市場の歴史が浅く、さらに情報の多くが英語で出るため誤解も生じやすいのです。
投資対象としての歴史が浅い
ビットコインが誕生したのは2009年で、市場はまだ歴史が浅いです。
景気や金利との関係も株や債券のように十分な検証がなく、過去のデータも少ないため、従来の投資ルールがそのまま通用しない場面があります。
こうした不確実さが「やめとけ」と言われる理由の一つです。
一次情報が英語である
仮想通貨の正確な情報は、多くが英語で公開されます。
翻訳記事だけに頼ると、重要な前提や注意点を見落とすこともあります。
言語の壁があることで、初心者が正しく理解できないリスクが高まり、「やめとけ」と言われる一因となっています。
税金が分かりにくい
仮想通貨の利益は「雑所得」として扱われ、他の収入と合算して税金がかかります。
加えて、通貨同士の交換やステーキング報酬も課税対象になるため、計算が複雑です。
取引履歴を残さないと納税の準備が難しく、翌年にお金が足りなくなるリスクもあります。
税制の複雑さそのものが初心者のハードルとなり、「やめとけ」と言われる大きな理由になっています。
仮想通貨のリスクから身を守る対策5つ

ここまでは、仮想通貨のリスクや反対派の意見をみてきましたが、きちんと対策すれば初心者でも安全に投資することは十分可能です。
ここからは、リスクから身を守る対策について順番に紹介します。
難しい知識や特別な技術は必要なく、初心者でも実践できるのでご安心ください!
1. セキュリティを強化する
不正アクセスを防ぐには、まず入口をしっかり閉じることが大切です。
取引所ごとに強力なパスワードと二段階認証を設定し、仕事用と投資用の端末を分けて使いましょう。
また、長期保有の仮想通貨はハードウォレットでオフライン保管し、復元フレーズは紙で安全に保管します。
この基本を守るだけで、ハッキングのリスクを大幅に減らせます。
取引所に任せておけば安心だと思ってました…
確かに取引所のセキュリティも大事ですが、それだけでは不十分です。
二段階認証・端末分け・ハードウォレット保管を徹底すれば、ほとんどのリスクは防げますよ。
2. セルフゴックスを防ぐ
セルフゴックスとは、自分のミスで仮想通貨を失うことを指します。
一度送金ミスや復元情報を失うと、基本的に取り戻すことはできません。
そのため、まずは少額でテスト送金を行い、アドレスやネットワーク、メモ・タグを確認しましょう。
また、復元フレーズは写真に撮らず、紙でオフライン保管するのが鉄則です。
セルフゴックスは、ちょっとした確認ミスで資産を失う怖いトラブルです。
だからこそ、少額テスト送金→アドレス確認→復元情報の紙保管の流れを徹底して、同じ手順で繰り返すようにしましょう。
3. 取引ルールを決めておく
仮想通貨は値動きが大きいため、感情に左右されない仕組みづくりが大切です。
まずは現物・少額取引からスタートし、レバレッジは避けましょう。
購入は分散して行い、損切りラインや1回の投入額もあらかじめ決めておくことも有効です。
さらに、資産の割合を管理し、逆指値やアラートを活用すれば、急な値動きにも冷静に対応できるのでおすすめです。
4. プロジェクト選びを慎重に行う
「確実」「高利回り」「限定募集」といったうたい文句は疑ってかかりましょう。
ホワイトペーパーで目的や資金の使い道を確認し、運営者の実名・実績や監査の有無も必ずチェックします。
また、取引所が審査するIEOと誰でも販売できるICOの違いを理解しておくことも大切です。
SNSの宣伝は出所と日付を確認し、少額テストと分散投資でリスクを抑えましょう。
時価総額や流動性が小さい草コインは、価格が急変しやすく売りたいときに売れないこともありそうですね。
その通り。だからこそ、「何%下がったら手放す」「どこまで上がったら利確する」といった撤退ルールを事前に決めておくことが大切です。
5. 取引履歴を記録しておく
仮想通貨の利益には、売却だけでなく通貨交換や報酬受取も課税されます。
取引の日時・数量・価格・手数料を取引所ごとに記録し、月ごとに損益を整理しておきましょう。
そのうえで概算の税額を計算し、別口座に取り分けておくと安心です。
証拠を残し、納税資金を先に確保しておけば、相場が下がった年でも慌てずに済みます。
仮想通貨は取引が多いほど税計算が複雑になります。
だからこそ、月ごとに損益をまとめて納税資金を確保しておくのがポイントです。
仮想通貨はやめた方がいいのか?

仮想通貨は「危険」という声がある一方で、大きな可能性を秘めた投資対象であるのも事実です。
ここでは仮想通貨投資のメリットや適性を整理し、自分に合うかどうかを判断するための材料を紹介します!
仮想通貨のメリット
仮想通貨の魅力は、将来的な値上がりが期待できることです。
特にビットコインやイーサリアムは、発行上限と利用拡大により長期的な成長が見込まれています。
また、500円程度の少額から始められるため初心者でも挑戦しやすく、積立サービスを使えば無理なく継続できます。
さらに、送金や決済など実生活での利用も広がっており、投資と実用の両面でメリットがあると言えます。
向いてる人・向いてない人の特徴
仮想通貨市場は全体として成長してきましたが、時には暴落することもあり、値動きの大きさから向き不向きが分かれます。
ここでは、その判断の目安をわかりやすく紹介します。
仮想通貨投資に向いている人
- 情報収集や学習を続けられる人
- 新しい技術に関心を持ち、理解しようとする人
- リスクを許容できる資金を投じられる人
- 価格変動に冷静に対応できる人
仮想通貨投資に向いてない人
- 勉強せずに投資しようとする人
- 他人の意見に流されやすい人
- 損失を受け入れられない人
- 安定的な資産運用を好む人
わからないことを少し調べる習慣があるだけで、将来の成果は大きく変わります。
一方で、仮想通貨は値動きやリスクも大きいため、安定を重視する人は別の投資を検討するのも良いでしょう。
向いてない人におすすめの投資商品
仮想通貨が合わない人には、次のような安定性の高い金融商品が向いています。
- 株式投資(配当や成長株への投資)
- 投資信託やインデックスファンド
- つみたてNISAやiDeCoを活用した長期積立
これらは税制の優遇もあって、仕組みも仮想通貨よりシンプルなんです。
まずは他の商品で投資に慣れてから、仮想通貨を試してみるのもアリですね!
まとめ:リスクを知れば仮想通貨と安全に付き合える
仮想通貨はリスクを理解し、対策をすれば安心して長く付き合える資産です。
値動きや詐欺、ハッキング、送金ミス、規制・税金といったリスクはありますが、、正しい知識と準備でほとんど防ぐことができます。
リスクがあるからこそ、正しく理解できればチャンスを掴みやすいんですね!
そう!大切なのは「怖いから避ける」のではなく、上手に向き合うこと。
仕組みを理解し、自分のペースで進めれば、仮想通貨はあなたの資産形成を支える強い味方になります。
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最後に、おすすめの仮想通貨取引所をご紹介します!
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登録方法・基本的な使い方に大きな差はないので、実際に両方使ってみて、自分の取引スタイルに合う方を選べば安心感もアップしますよ!
